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奇岩と紅葉の競演!奈良の隠れた紅葉名所
奈良県は紅葉名所が多いことで知られています。十三重塔とモミジが競演する談山神社や、紅葉ライトアップが楽しめる室生寺など、紅葉が映える古刹が多いですよね。しかし、秋の奈良でおすすめしたいのが、峡谷や渓谷など、自然の中での紅葉狩り。今回は、2つのイチ押しスポットをご紹介します。
1つ目は、吉野熊野国立公園内に位置し、奈良県・三重県・和歌山県にまたがる瀞峡。奇岩・巨岩が並ぶ中を清流が静かに流れる名勝です。アクセスが難しいことと、現実離れした幽玄な美しさから「現代の秘境」とも呼ばれています。秋には、深いグリーンの水面と紅いモミジの対比を、ウォータージェット船からゆったりと観賞できるのでおすすめです。
2つ目は、錦色の山々とエメラルドグリーンに輝く清流が楽しめる、天川村の「みたらい渓谷」。全山が色とりどりに染まる様子は、訪れた人々を魅了しています。もちろん、紅葉だけでなく渓谷美もすばらしいものです。巨岩の間を縫うようにさらさらと流れる滝は、気持ちまで清廉にしてくれるような美しさ。遊歩道も整備されているので、気軽に訪れることができます。近隣には洞川温泉もあるので、ハイキングの後で入浴していくのもいいですね。
千年受け継がれる匠の技 「奈良筆」
奈良には、職人の技が光る伝統工芸品が数多くあります。透かし彫りが美しい奈良団扇、螺鈿細工が光る奈良漆器など、優れた工芸品が受け継がれています。その中でも特に長い歴史を誇るのが「奈良筆」。
9世紀ごろ、遣唐使として唐を訪れていた空海が帰国した際、中国の仏法や美術品、さまざまな書物などを持ち帰ります。その中に、毛筆の作り方も含まれていました。空海監修のもと、最新の毛筆製法を学んだ坂名井清川 (さかないのきよかわ) という人物が奈良で筆を作り、嵯峨天皇に献上したそうです。これが奈良筆のルーツだとか。
奈良筆は、長さ・硬さ・太さなどが異なるさまざまな獣毛を、職人が巧みに組み合わせて作ります。最初から最後まですべて手作業で行われており、高い品質が保たれているため愛用者が多いとのこと。書道や絵画を嗜んでいる方は、一度奈良筆を使用してみては。