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キラキラと輝く精密な模様「江戸切子」
日本の首都である東京では、江戸時代にさまざまな文化が花開きました。今でもその多くが受け継がれ、残っています。そのひとつが「江戸切子」です。現在のようなカットの技法が確立したのは明治時代ですが、江戸切子が生まれたのは、江戸後期のこと。問屋を営む加賀屋久兵衛らが、南蛮人によって持ち込まれた海外のガラス製品に、切子細工を施したのが始まりなんだとか。模様は菊や麻の葉などの植物や、格子といった江戸の生活用品を図案化した模様が伝統模様として受け継がれています。直線を中心とした伝統的な模様も美しいですが、現在、柔らかな曲線も加えたあらたな表現方法を取り入れているものも登場しているんです。そもそも、江戸切子の模様が幾何学的なものが多かったのには、道具に理由があるのだとか。硬いガラスを回転する研磨機で柄を削っていたため、曲線や細かい表現をするのが難しかったのだそう。そこで、従来のものではない新しい道具も活用することで、新たな表現を生みだしています。伝統を守りながら進化もしてる江戸切子に、これからも注目ですね。
のんびり江戸川クルーズ「矢切の渡し」
東京にはドラマや映画などで使われた撮影スポットが至る所にありますが、柴又帝釈天参道もロケ地として有名です。レトロな町並みが魅力的で、昭和にタイムスリップしたような気分になれますよ。そんな柴又帝釈天参道を訪れるなら、都内に唯一残る渡し船「矢切の渡し」を使ってみるのはいかがでしょうか。江戸初期から続く歴史ある渡し船の名称で、江戸川を挟んだ東京都葛飾区と千葉県松戸市を結んでいます。なんと昔ながらの手漕ぎ!都会の喧騒を忘れさせてくれる、約5分間の江戸川クルーズはここでしか体験できません。※天候や川の流れなどにより、モーターを使用することもあります。天気が良ければ東京スカイツリーを見ることもできるんだとか。江戸時代から続くレトロな渡し船と、同じ時代にあるとは思えない東京スカイツリーの姿のギャップが不思議な気分にさせてくれること間違いなしです。