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昔懐かしい気分に誰もがひたれる「菓子屋横丁」
「小江戸」として知られる埼玉県・川越のまちにちょっと面白い一角があるのをご存じですか。それは昔懐かしい情趣あふれる「菓子屋横丁」。文字通り、見ているだけでも楽しいお菓子がいっぱい。老若男女だれもが楽しめるは観光スポットです。菓子屋横丁のはじまりは、明治の始め頃。養寿院の門前町として栄えていたこのまちで、一人の菓子職人が江戸っ子の好みに合った気取らない菓子を製造しはじめ、人気を博したことに由来します。大正12年の関東大震災のときには、被害を受けた東京に代わって各地で売られるお菓子の製造供給を賄っていたこともありました。その後も栄え、昭和初期には70軒以上の店があったといわれています。生活や文化の変化によってお店の数は減ったものの、今でも約200mの通りに20店ほどの店が立ち並びます。訪れた人をやさしい気持ちにさせてくれるこの横丁は、そこに漂うにおいまでが価値ありと、環境省による「かおり風景100選」にも選ばれています。
懐かしくも新しい発見が見つかりそうな菓子屋横丁、過ごしやすいこの季節の散策にいかがですか。
揚げてなくてもフライなのが「行田フライ」
料理でフライといえば揚げ物のことを指すのが一般的ですが、埼玉県の行田のまちでは必ずしもそうではありません。行田ではフライはむしろ揚げ物ではなく、焼き物なのです。行田でいうフライとは、小麦粉を水で溶いて薄く焼き、肉や卵などの具を入れて、お好みでソースや醤油をかけて食べるもの、なのです。そうです、ほぼお好み焼きのようなものなのですが、ふんわりとした舌ざわりが特徴で、地元ではお好み焼きの上をいくといわれています。行田市の周辺は昔から小麦の産地で、農家で手軽に作るおやつとして発達してきたようです。安くて持ち運びに便利、おいしくて腹持ちがよいとなれば人気にもなりますね。一説には、昭和初期に全盛期を迎えた足袋工場で働く女工さんに大人気となり、この行田フライを売る店が増え、定着していったそうです。現在でも市内では20件以上の店で行田フライを出しています。知る人ぞ知るちょっとユニークな地元グルメ、ぜひ一度、試してみてはいかがですか。