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歴史ある「乗鞍岳」に注目の新登山道
日本百名山のひとつ、乗鞍岳。飛騨山脈の南端に位置するこの山は、梓水神(乗鞍権現)が鎮座する霊山として古くから人々の信仰の対象とされ、親しまれてきました。
最高峰である剣ヶ峰(3026m)をはじめとした23の峰を持ち、初心者向けから上級者向けまで多くの登山道が整備されていることから、3000m級の登山に比較的容易に挑戦できる登山入門の山としても人気を集めています。
そんな乗鞍岳に数ある登山道の中でも注目なのが、2018年に大規模整備が行われた「乗鞍新登山道」。奥飛騨温泉郷の中で最も古い歴史を持つとされる平湯温泉から乗鞍岳へと通じるコースで、古くから地元の有志のみで整備を行ってきましたが、従来の整備だけでは登山道の安全を確保できないということから、2016年ごろより大規模な整備のためのクラウドファンディングが始動。平湯温泉観光協会を中心に、協賛するアウトドアメーカーやメディア、サポーターとして参加した一般の登山者の協力により、新登山道の整備が実現しました。
復活したばかりの新登山道は、全行程距離約11.6kmと眺望も歩きごたえも抜群のロングコース。乗鞍岳を訪れる際には、ぜひチェックしてみてください。
飛騨高山のソウルフード「漬物ステーキ」
飛騨高山といえば「赤カブ漬け」が有名ですよね。飛騨高山の冬は、氷点下になることがあるほど寒さが厳しいため、古くから冬の保存食として赤カブ漬けが作られていました。この地域にカブが伝わったのは、諸説によると室町時代からといわれているのですが、実際のところは分かっていないんだそう。
そんな漬物に慣れ親しんでいる飛騨高山のソウルフードといえば「漬物ステーキ」!
炒めた漬物を卵でとじ、鰹節などを散らして食べる地元ならではの味わい方。もともとは、冷え込んで凍り付いた漬物を溶かすために炒めて食べたのが始まりで、のちに、卵や鰹節を加えたものが「漬物ステーキ」と呼ばれるようになりました。
岐阜県の名物グルメとして知られるようになった今では、お店によって一味唐辛子を加えたり、バター味にしたりなどアレンジが加えられるように。中には、飛騨牛入りというなんとも贅沢なものもあるんですよ。岐阜に訪れた時は、ぜひ漬物ステーキのいろんな味わいを楽しんでくださいね。
日本列島のほぼ中央に位置する岐阜県は、情緒ある古い町並みの『飛騨高山』、合掌造りが有名な世界遺産『白川郷』など歴史と文化を感じるスポットが数多く点在しています。他にも、日本三名泉のひとつ『下呂温泉』や、北アルプスの雄大な絶景を望む『乗鞍岳・畳平』『新穂高ロープウェイ』など豊かな自然と温泉もお楽しみいただけます。