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幕府や芸術家も愛した「越前和紙」
越前焼や越前漆器など、福井には世界に誇れる伝統工芸品が多数あります。その中でも特に歴史が深いのが「越前和紙」。およそ1500年前の奈良時代、写経用紙として紙漉きをはじめたのがはじまりとされています。
年月が経ち、武士たちが大量に紙を使うようになると、越前和紙は重宝されるように。品質や技術も向上し、江戸幕府の「御用紙」として保護を受けるようになりました。江戸時代から明治時代にかけては、浮世絵用紙や紙幣としても使われていたようですよ。
職人の手で漉き上がった越前和紙は、美しい風合いとあたたかみ・強靭さから、横山大観をはじめとする芸術家たちにも愛されていました。現在も「越前和紙の里」とよばれる越前市・五箇地区を中心に、質の高い和紙が生産されています。またこの地区には、日本唯一の紙の神様「川上御前」が祭られた岡太神社・大瀧神社があります。越前和紙の里を訪ねたら、珍しい神様をお参りしてみては。
寒村から世界へ 「福井のめがね」
福井県は、フレームの国内生産のうち9割以上のシェアを持つ「めがねの産地」。福井のめがねひとつひとつに、職人の技術と魂がこもっています。福井でめがねづくりが始まったのは、明治38年(1905年)、福井市生野町。当時貧しい農村だったここには、増永五左衛門と幸八という兄弟がいました。ふたりは「ふるさと・生野の暮らしを良くするために、冬の農閑期にも収入を得る手段はないか」と考えます。それから彼らはめがねづくりに着目。大阪からめがね職人を招き、村の男性たち皆でめがねづくりの技術を習得していきました。
そして明治時代以降、活字文化の普及に伴いめがねの需要が急増します。小さな村から始まっためがねづくりは、福井市・鯖江市の一大産業に成長。近年になり、鯖江市にはめがねの展示・販売を行っている「めがねミュージアム」ができ、多くの観光客が訪れています。世界でも最高品質を誇る福井のめがねについて学べて、さらに購入できる良い機会です。めがねを身につけている方、一見の価値ありですよ!
日本海の荒波の浸食によってできた高さ20メートルにもおよぶ断崖絶壁で福井を代表する景勝地「東尋坊」、樹齢約700年の老杉に囲まれた約10万坪の広さを持つ境内に大小70棟余りの建物が並ぶ「曹洞宗大本山 永平寺」、恐竜化石の一大産地・勝山市にある国内最大級の地質・古生物学博物館「福井県立恐竜博物館」などがおすすめです。