2004年、アメリカで世界初の民間宇宙船「スペースシップ1」が、高度100キロの宇宙空間に達する偉業を成し遂げました。
2005年5月、クラブツーリズムは日本での民間宇宙旅行の販売について、ヴァージン・ギャラクティック社と独占契約し、人類長年の夢である一般の人でも行ける宇宙旅行のカウントダウンが始まりました。
6名乗りに大型化された宇宙船「スペースシップ2」による宇宙旅行の実現がいよいよ近づく中、2014年1月、宇宙旅行を専門に取り扱う旅行会社、株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズが誕生しました。沢山の方の期待と夢を乗せて、まもなくこの民間宇宙旅行が始まろうとしています。是非ご期待ください。
(注)運航当初は4名乗りで運航予定。
宇宙旅行に申し込みをしたお客様は、出発の4日前には世界中から到着します。集合は、アメリカのニューメキシコ州南部にある民間宇宙港「スペースポートアメリカ」。
お互いに笑顔で、まずは挨拶と握手。一緒に宇宙へと旅立つ6名の仲間たちが、初めて顔合わせをします。
スペースポートアメリカターミナル
(イメージ)
宇宙への旅には一定の準備が必要です。この宇宙旅行には現地「スペースポートアメリカ」にて3日間の事前トレーニングプログラムと専門医による健康診断が用意されています。
一緒に宇宙を旅する6名の仲間や同乗するパイロットが一つのチームになり、宇宙に行く訓練を行います。
宇宙を最高に楽しむための大事な準備の時間となります。
さて、いよいよ宇宙に旅立つ日がやってきました。お揃いのフライトスーツに身を包み、家族や友人、そしてスタッフに見送られながらさっそうと搭乗します。母船「ホワイトナイト2」に運ばれながら、宇宙船「スペースシップ2」は滑走路を離陸、高度15kmの上空で母船から切り離されます。そしてここで、「スペースシップ2」のロケットエンジンが点火され、マッハ3.3のスピードで一気に宇宙空間へ。全身で約3.3Gの重力加速度を感じながら宇宙に向かいます。
宇宙に向かうスペースシップ2
大気圏を超え、パノラマウインドウをのぞくと、空の色がコバルトブルーから紫、藍色、そして漆黒へと変わっていきます。その様子を目にしたとき、あなたの心は感動で満たされるはず。
さあ、宇宙です。外に広がる星は、宝石のように透明な光を放って輝いています。星の光がまたたかないのは、そう、空気がないからです。
ロケットエンジンが切れると訪れる圧倒的なまでの静寂。気がつけば、無重力の世界。「宇宙空間へようこそ!」
まもなく宇宙に到着
宇宙空間ではシートベルトを外し、無重力に身を任せます。パノラマウインドウからは、私たちの地球が真っ暗な中に浮かび上がります。ユーリ・ガガーリンの名言「地球は青かった」の世界をご堪能ください。
宇宙に目を移せば、その透明感と太陽の力強さに心奪われます。
地球を覆う大気の薄さ、環境を守る大切さにも思いをはせることになるでしょう。
無重力の中で地球を眺める
いつまでも楽しんでいたい宇宙滞在ですが、やがて地球に帰還する時間がやってきます。私たちを待っているのは、最後のステップ・大気圏突入です。空中発射時同様、体には約4Gの重力加速度がかかります。体の負担をできるだけ軽減できるよう、座席のリクライニングを倒した状態で下降します。出発した宇宙港には、グライダー飛行で戻っていきます。
グライダー飛行で帰還するスペースシップ2
地球に帰還した夜は、一緒に宇宙に行った仲間や、家族、友人たちと会食をしながらゆっくりとお楽しみください。思い出話に花を咲かせ、宇宙旅行の余韻に浸ります。一生に一度の感動体験は永遠に忘れることがないでしょう。ヴァージン・ギャラクティック社では、宇宙旅行を証明する記念品など特別なプレゼントも企画中です。どうぞお楽しみに。
ホワイトナイト2
全長/約24メートル
全幅/約43メートル
全高/約8メートル
エンジン/プラット&ホイットニーカナダ製PW308
スペースシップ2
全長/約18.3メートル
全幅/約8.2メートル
全高/約4.6メートル
キャビン/直径約2.7メートル・長さ約3.7メートル
最新の内容や条件は、ヴァージンギャラクティック社のホームページ(英文)にてご確認ください。
https://www.virgingalactic.com/